「ホームページを作ったのに、問い合わせが来ない」。
もしそう感じているなら、先にお伝えしたいことがあります。それはあなたのせいではなく、原因を探す順番を誰も教えてくれなかっただけです。
検索すると「集客できない原因8選」「原因9選」といった記事がたくさん出てきます。私も全部読みました。書いてあることは正しいのですが、読み終わった後にこう思いませんか。
「で、うちはどれが原因なの?」と。
この記事は、原因を並べるだけの記事ではありません。あなたのホームページの原因がどこにあるかを、上から順に特定していく記事です。
私自身、自分で開業したラーメン店で、開業1年でGoogleクチコミ204件・平均★4.6まで集客した経験があります。支援する側としてではなく、集客する側として実際にやったことを土台に話します。
原因は「3つの段階」のどこかにある
ホームページから問い合わせが来るまでには、必ず3つの関門があります。
- 見つけてもらう(そもそもホームページが見られているか)
- 選ばれる(見た人が「ここに頼みたい」と思うか)
- 行動してもらう(問い合わせの一歩を踏み出せるか)
集客できない原因は、必ずこの3つのどこかで詰まっています。
そして大事なのは、上から順に確認すること。段階1で詰まっているのに、デザインを直しても意味がないからです。順番に見ていきましょう。
段階1:そもそも見られていない
実は、集客できないホームページの大半はここで詰まっています。問い合わせが来ないのではなく、そもそも誰にも見られていないのです。
まず、本当に見られていないかを数字で確認する
感覚ではなく、数字で確認しましょう。無料でできます。
Googleが提供している「Search Console(サーチコンソール)」という無料ツールがあります。自分のホームページが、どんな言葉で検索されて、月に何回見られているかが分かるツールです。
導入されているかの確認方法は2つあります。
①自分のホームページをパソコンで開き、Ctrl+U を押してソースコードを表示し、Ctrl+F で「google-site-verification」を検索する。見つかれば、導入済みの可能性が高いです。
②見つからない場合も、別の方式で導入されていることがあります。制作会社に「サーチコンソールは設定されていますか」と聞くのが確実です。
見るべき数字は1つだけ。月の表示回数です。これが数十回程度なら、原因は確定で段階1。ここから下の話が、そのまま処方箋になります。
見られていない原因①:お客さんが検索する言葉で書いていない
お客さんは、あなたの業界の言葉では検索しません。
私のラーメン店なら、お客さんが検索するのは「地域名 ラーメン」であって、こだわりの製法名ではありません。整体院なら「地域名 腰痛」。行政書士なら「地域名 建設業許可」。
お客さんが打ち込む言葉が、あなたのホームページのどこにも書かれていなければ、Googleはあなたのページを出しようがないのです。
自分のトップページを開いて、確認してみてください。「お客さんが検索しそうな言葉」がタイトルや見出しに入っているでしょうか。社名とキャッチコピーだけになっていないでしょうか。
見られていない原因②:ページが数枚しかなく、更新も止まっている
Googleは「情報が多く、動いているサイト」を上に出します。5ページで止まったまま2年更新していないサイトは、それだけで不利です。
ただし、勘違いしてほしくないのは「とにかくブログを書けばいい」わけではないこと。お客さんの悩みに答える記事だけが意味を持ちます。日記は集客には効きません。
では何を書けばいいのか。答えはお客さんが持っています。
接客中や電話で、よく聞かれる質問。あれが記事のネタです。 よく聞かれることは、よく検索されています。「よくある質問を1つずつ記事にする」と決めるだけで、書くことに困らなくなります。
段階2:見られているのに、選ばれていない
表示回数はそこそこあるのに問い合わせがない。この場合、お客さんはあなたのページを見て、静かに離れています。原因はほぼ2つに絞られます。
選ばれない原因①:「選ぶ理由」が書かれていない
あなたのホームページと、近所の同業他社のホームページを並べたとき、違いを一言で言えるでしょうか。
多くのホームページは「何屋か」は分かります。でも「なぜ他ではなくここに頼むべきか」が書かれていません。きれいな写真とサービス一覧だけでは、お客さんは選べないのです。
これはデザインの問題ではなく、作る前の設計の問題です。詳しくは別の記事に書いたので、心当たりがある方はそちらをどうぞ。


選ばれない原因②:全員に向けて書いている
「どなたでもお気軽に」は、誰にも刺さりません。
私のラーメン店では、実は曜日ごとに来る人が違いました。平日の昼は、外回り中の30〜40代の営業職の方。だから提供の速さを磨きました。土日は、郊外という立地もあって地域のファミリー。だからキッズメニューとおもちゃを用意しました。
「全員に」ではなく、「いつ、誰が来るのか」を決めてから、その人に合わせて店を作ったのです。
ホームページも同じです。理想のお客さん一人の顔を思い浮かべて、その人への手紙のつもりで書き直すと、反応は変わります。
段階3:選ばれかけているのに、最後の一歩で止まる
ここまで来て詰まっているなら、直すのは一番簡単です。
止まる原因①:問い合わせまでの道が遠い
スマホで自分のサイトを開いて、3つ確認してください。
- 問い合わせボタンは、どの画面からでもすぐ押せるか
- 電話番号は、タップでそのまま発信できるか
- フォームの入力項目は5個以内か
1つでも「いいえ」なら、そこで人が消えています。
止まる原因②:最後のためらいを消す一言がない
問い合わせる直前の人は、必ず何かをためらっています。「高いんじゃないか」「しつこく営業されないか」。
だから「相談は無料です」「売り込みはしません」の一言を、ボタンのそばに添えてください。それだけで一歩を踏み出せる人が増えます。


直す順番は「お金がかからない順」でいい
3つの段階で原因が特定できたら、直す順番です。個人事業主なら、お金がかからない順で構いません。
- 今日できる:問い合わせボタンの位置と、不安を消す一言(段階3)
- 今週できる:トップページに「誰の、何を、どう解決するか」と「選ぶ理由」を書き足す(段階2)
- 今月から始める:お客さんの悩みに答えるページを増やす(段階1)
- お金をかけるのは最後:ここまでやっても動かないとき、初めてリニューアルや広告を検討する
「まずリニューアルしましょう」から入る業者には、気をつけてください。原因が段階1にあるなら、作り直しても同じことが起きます。
実話:私はホームページ「だけ」で集客しませんでした
最後に、私自身の話をさせてください。
私が開業したラーメン店は、1年でGoogleマップのクチコミ204件・平均★4.6、電話や経路検索などの顧客アクション5,559回という状態になりました。
ただ正直に言うと、この集客の主役はホームページではありません。Googleマップでした。
「近くでラーメン」と探す人に、マップで最初に見つけてもらい、写真とクチコミで選んでもらう。ホームページはその受け皿です。地域のお店の場合、この組み合わせが一番確実です。何をやったかは、別の記事に全部書きました。

お伝えしたいのは、ホームページは集客の道具の一つであって、全部ではないということ。だからこそ「ホームページが悪いのか、そもそも見つけてもらう入口が無いのか」を切り分けることが、遠回りに見えて一番の近道になります。
自分で直せるところまで直して、無理なら相談してください
この記事の診断で、あなたのホームページの詰まりがどの段階にあるか、見当がついたはずです。段階3と段階2の半分までは、今日から自分で直せます。
そのうえで、「段階1から作り直さないとダメそうだ」「選ぶ理由が自分では言葉にできない」となったら、そこが相談のタイミングです。
売り込みはしません。あなたのホームページを見て、どの段階で詰まっているか、何から直すべきか。同じ事業者として、正直にお伝えします。
ホームページの悩み、そのまま送ってください
「何が原因か分からない」という段階でも構いません。サイトのURLを添えてもらえれば、拝見して正直にお答えします。相談は無料、売り込みはしません。


